会津若松にそびえる白い巨城
さて、関東の城としてまず一番初めに紹介するのは、福島県会津若松市にある「若松城」です。この若松城は、様々な呼ばれ方を持っており、地元では「鶴ヶ城」であったり、その他の地域では「会津若松城」と呼ばれることも多いようです。さらに言えば、文献の中では黒川城という名前や、会津城といった呼ばれ方も登場していますが、史跡登録が「若松城」であるため、ここでは若松城と呼んで扱うことにしました。 この若松城は、平山城と呼ばれる、山の中腹を整地して建造されたと考えられる城で、非常に防御力に優れていたと考えられます。天守は復元されたものではありますが、その当時の荘厳さを感じるには十分でしょう。現在では、都市公園鶴ヶ城として公開されており、再建された白く荘厳な天守は、歴史博物館として使用されています。 この若松城の歴史は古く、南北朝時代に造られた黒川館という建物がその起こりであるといいます。当時この地で大きな力を持っていた蘆名氏によって代々城主が務められてきましたが、戦国時代にあって伊達氏との激しい抗争の後、ついには陥落、蘆名氏は滅亡し城主は伊達に移ります。しかしその後に、かの独眼竜伊達政宗は豊臣秀吉に仕えることになったため、その際に召し上げられ、若松城は豊臣の配下と為りました。その後も城主を転々としながらも在り続け、戊辰戦争にも巻き込まれ、その防御力を示しました。その時点でかなり損傷の激しかった若松城は、結局明治の廃城令にて破却が決定、天守も取り壊されることとなります。 その後、現在の形として天守閣が復元されたのは第二次世界大戦後のことで、白い壁と黒い瓦で作られていましたが、つい最近の2010年に、当時使われていたという赤瓦に変更する工事が始められ、2011年3月には工事が終了、現在ではより当時に近い形として復元されました。 そんな若松城がある福島県は、此度の大震災によって原発事故という大きな問題を抱えています。現在では、その影響もあって観光客が少なくなってしまっているようです。それらについてあまり気にしないという方は、是非積極的に旅行先として選んでみては如何でしょうか。
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